iPhone OS 3.0がリリースされたので、iPod touch用を購入した。
iPhone用は無料だが、iPod touchは1,200円(会計処理の問題らしい)。
Bluetoothもマイクも無い第1世代iPod touchで特に気づいた変化は以下の通り。
- カット、コピー&ペースト
今回のアップデートで注目されていた機能のコピペ。 個人的にはiPod touchでメールもしないし、それほど重要だと思っていなかったのだが、使ってみるとなかなか複雑な動作をしていて面白い。テキストを長めにタップすることで選択範囲が表示され、左右の端にあるラインで始点終点を調節することで簡単に範囲を変更することができる。
さらに、ブロック単位での選択にも対応しており、上記の画像のようにブロックごとまとめて選択することができる。矩形の上下左右にある青い点を移動させることで範囲の拡大縮小ができる。
そして上記の範囲をコピーしてメールにペーストした結果が以下の通り。
HTMLのままコピーするようで、Web上の画像部分やリンクもコピーされた。一般的な携帯電話にもコピペ機能は従来よりあるが、基本的にテキストの始点と終点を選択する方式だと思う。iPhoneのように選択範囲を変更したりブロック指定できるのはタッチパネルならではの動作でなかなか考えられている。
ちなみに電卓の結果もコピペできた。
- Safariの機能追加、改善
- (追加) パスワードの保存機能
これはあると便利。今まで無かったのでログインが必要なサイトにアクセスする気にならなかった。保存機能のON/OFF可能。 - (改善) 一部のJavascript使用ページ表示可能
具体的には、写真・イラスト素材販売サイトのPIXTAに今までiPod touchでログインできなかったのだが、iPhone OS 3.0では可能になった。実はこのサイトはinfobar2のフルブラウザでもログインできない。 - (改善) 一部の文字化けサイトを正常表示
過去のアップデートでかなりましになったものの、たまに文字化けするサイトがあったが正常に表示された(これはたまたまサイト側が変更されただけかもしれない)。
パフォーマンスも改善されているらしい。
- (追加) パスワードの保存機能
- ミュージックのインデックス表示変更
iPod機能であるミュージックでリスト表示時に右に表示されるインデックスが、以前は[A-Z, その他]という並びだったのが[あ-わ, A-Z, その他]と日本語でも分類されるようになった。日本語アーティスト、タイトルが多い人には良いかもしれない。 - 株価アプリの機能追加
標準アプリである株価アプリで出来ることが増えた。
横表示でチャートを大きく表示することができ、また各銘柄のニュースや上記のように始値、高値の情報を表示することが出来る。標準の株価アプリは起動が速い。 - Spotlight
最初のホーム画面から右にフリックすることで表示される検索機能。メールや曲など様々なデータをまたいで検索できる。しかも速い。また、各アプリ(メール、ミュージックなど)でも検索フォームが設置されたため探しやすくなった。
他にも追加機能はかなり多くあるらしく、アプリからiPodライブラリにアクセスできる、といったサードパーティアプリの幅が広がるような変更もあるため、今後のアプリに期待したい。
脆弱性の修正もアップデートに含まれているらしい。
iPhone 3.0をiPod touchに入れてみて、今のところ大きな問題は無いが、文字入力関連の機能に修正が入ったためか入力フォーム選択時の動作が遅くなったように感じる。このあたりは今後のマイナーアップデートで改善されるかもしれない。
iPod touchも面白いが、iPhone 3GSが気になる。