iPhone 3Gの発売に伴ってリリースされたiPod touch用ソフトウェアアップデート
"iPhone 2.0 Software Update for iPod touch"
を購入してみた。今回のアップデートのメインであるApp Store対応、前回のアップデート内容、さらにiPhone 3Gで追加された新機能が含まれて1,200円。
アップデートの変更で気に入った点は以下の通り。
- App Store対応
サードパーティ製アプリケーションを購入し、iPod touchにインストール可能となる目玉機能。無料のアプリも結構あり、ちょくちょく覗いてみるのも面白いかも。Apple製のアプリも少しあり、iPod touchからPC/Mac側のiTunesを無線LAN経由で遠隔操作できるアプリ"Remote"も無料でインストールできる。
PC/MacのiTunesから購入後同期するとインストールされるが、iPod touchのApp Storeから直接購入、インストールも可能。
- 1月のアップデート内容
メール、マップなど5種のアプリとホーム画面のアイコン移動、Webクリップなど。
これが含まれているとは知らなかったのでちょっとうれしい。 - 言語入力の機能追加
文字入力時の機能が追加、改善されており、日本語では携帯電話のような"かな入力"が可能になった。例えば"う"を入力するときは"あ"のボタンを3回押すことになるが、他にも"あ"ボタン長押しすると四方に"いうえお"が表示されたり、"あ"ボタンを四方のどこかにドラッグすると、そこに対応した文字が選択できる("う"なら"あ"ボタンを上にドラッグ)と工夫されている。慣れれば片手で文字入力できるようになるかもしれないが、自分はまだ以前のQWERTYキーボードで両手持ち入力のほうが速い。
- Web上の画像をローカルに保存
今までのiPod touchはSafariからファイルの保存ができなかったが、画像ファイルが保存できるように改善された。保存したファイルは"写真"から見ることができる。
操作方法は画像をタップした状態でしばらく待つと保存メニューが表示される。
保存した画像はUSBでPCに接続後マイコンピュータから直接保存フォルダにアクセスできた。
- スクリーンショット取得
iPod touch上の画面をスクリーンショットとして画像ファイルに保存できるようになった。操作方法はホームボタンを押しながらスリープボタンを押す。
保存した画像はWeb上の画像ファイル保存と同じく、エクスプローラから直接コピーすることができた。
詳しくは"iPhone・iPod touch ラボ"さんの記事に書かれています。
「iPhone 3G」のスクリーンショットをキレイに撮る方法このスクリーンショットと上のWeb画像保存をうまく利用すれば、情報をあらかじめ画像化しておくことでWebに常時接続できないiPod touchでも後で確認することができる。
ちなみにこの記事に使っている画面写真もこの機能で取得。
- 関数電卓
電卓を起動し、横画面にすると関数電卓になる。
他にもちょこちょこと機能改善が行われているようだ。
去年買った製品が何ヶ月もたった後ソフトウェアアップデートによって改善、変化するのはうれしいことだ(iPhone 3Gを買う気も無いし...)。これもiPhone 3G、iPhone、iPod touchのソフトがかなりの部分で共通化されているためであり、Appleの戦略と開発方針はとても興味深い。
個人的にはiPod touchの使用方法としてWebがかなりの割合を占めており、アップデート後はさらにミュージックプレイヤー以外の役割が増えるかもしれない。おもちゃとしてまだまだ活躍しそうだ。